駅メモ大回り乗車記録 川越編

今日は予定が2件あり、その間に4時間ほどの空き時間があった。カフェにでも入って読書に勤しもうとでも思ったのだが、どうにも東京のカフェは穴場でもなければどこもパンパンで、喋り声もうるさく、BGMもやかましく、回転も早いのでゆったり読書などにしけ込もうなどという調子でもない。そのため、最近ハマっている駅メモのために大回り乗車でもしようと思った次第である。時間の制限があるので野放図に行うわけにもいかない。正確な時刻表の間隔は把握していないが、ある程度地理的に時間内で帰って来れるだろうという大雑把な目算を立てて行うことにした。そこで目的地にしたのが川越である。一度過去のブログ記事でも書いたが、突発的な旅で川越に泊まったことはある。

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その時は駅メモにハマっていなかったので、あの周辺の駅はまだチェックインできていない。渋谷にいた私は、JRの路線図を見てなんとなくのルートを立てた。とりあえず新宿から中央線に乗って多摩地域まで行く。そこからは盲腸線さえ避ければぐるっと回って帰って来れるだろう。東京の大回り乗車は山手線のおかげで考えることが少なくて済む。山手線のある駅から乗って、グルグル回った後に山手線の別駅で降りれば良いだけなのだ。さて、私は新宿へ行くために山手線へ向かった。道中でカントの純粋理性批判を買ったので、乗車中はこれに取り組むことにした。

その間は特に書くこともないので、最終的なルートを示しておこう。

地図を見ると綺麗に大回りできていることが分かる。駅メモのMyルート機能を使って作ったが、非常に便利だ。結局、ルートは渋谷→新宿→立川→拝島→川越→池袋 となった。路線は山手線、中央線、青梅線、八高線、川越線、埼京線。川越線快速のおかげで川越からストレートに東京都心まで戻って来れるのが非常に大きい。運行本数はどの路線も多いが、八高線だけは30分間隔なので注意が必要だ。私は特に待ち時間等を考慮していなかったので、ほぼ30分フルで待ちぼうけをくらった。別にベンチで本を読むだけのことだから、乗車時との違いは特にないのだが。ちなみに、八高線といえば埼玉の越生町出身のラッパー、farmhouseの「distance」という曲に「駅のホーム 八高縦長時刻表フロー」というリリックが出てくる。まさにこの通りだ。この曲では地元の街の描写からラッパーになった今の生活を歌っているのだが、リリックも秀逸だしフックの入り方もカッコ良いのでぜひ聴いてほしい。あと映像をよく見ると、なぜかロケ地は彼の地元ではなく神奈川県の東山北駅になっている。

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閑話休題。 かかった時間はしめて4時間。潰したい時間ぴったりで我ながら上手くいった。
それにしても、割と精力的に活動しているつもりだが、これだけ電車に乗ってもまだ東京には未制覇の駅が200駅以上もあるというのは本当に驚きだ。青梅線とか、五日市線だとか、大回りでは違反になるから必然的に金を落とさなければいけない盲腸線も残っている。東武西武とか、京成とかの私鉄はワンデーパスがないので、メトロや都営線のように安く埋めることもできない。運行距離も長いので、他県に跨ってちゃんと遠征計画を立てなければいけなくなる。多摩モノレール、東京モノレール、ゆりかもめも残っている。しばらくは大回りでなんとかなるJRを中心に埋めていくつもりだが、そこからが駅メモerの本番なのかもしれない。
では、また。