初めてメンクリに行った話

全然ブログを書いておらず、はてなのサーバ代がもったいないのでそろそろ復帰することにした。内容はタイトルの通り、最近初めてメンタルクリニックなるものに行ってきた。行くことを決意した経緯とか、行ってみた感想とかを書き散らしていこうと思う。

経緯

自分には大学時代から長らく悩まされている症状があった。動悸だ。たぶん受験の時期にメンタルをやって自律神経でもイカれてしまったのが原因だと思う。とにかく心臓のあたりに違和感があり、常に落ち着かなかった。酷い時は朝から晩まで心臓バックバク、夜は眠れず、昼頃に強烈な眠気が襲ってきて生活リズムはボロボロになった。それでもなんとか大学の授業に出席したり、開発アルバイトをしたりとまともに活動はできていた。
そうこうしているうちに社会人になった。職場はストレスフリーで、特に症状が悪化したりといったことはなかった。ただ、全盛期ほどではないにせよ、ずっと心臓のあたりに違和感は消えなかった。これはなにかしらの心臓病の疑いもあるのではと思って、専門のところで検査をしたこともあった。結果、一万円払っただけで何も問題は見つからなかった。大半の場合は酒を飲んで誤魔化していたのだが、こんな生活は長く続けられないだろうと感じていた。また、それに加えて最近は気分の落ち込みがあった。人が話しかけてきてもそっけなく返してしまったりで、後悔することもしばしばあった。
そこで、今まで避けていたが、そろそろ向き合ってもいい時期かなと思い、メンクリに行くことにした。

診察

職場からも近くて通いやすそうなところに適当なメンクリを見つけたので、そこを予約した。受付に行くと、A4くらいの紙を渡されて、「ここに実のなった木を描いてください」と言われた。ああ、噂に聞いてたやつだ、俺もこれを描かなきゃいけないのかと思った。なんというか、通ってる方には失礼なのだが、「そっち側」に行ってしまった気がした。とはいえ、これは確かうつ病の検査とかで使うやつで、自分には当てはまらないだろう。絵心はないが、それなりにまともだと思われる絵を描いた。
しばらく待つと、診療の時間になり医師と会話した。上の経緯に書いたようなことを話し、結果として漢方が処方された。漢方の効果については半信半疑だが、まあ最初に強い薬は出さないよな、プラセボ的な効果も期待できるかな、とかそんなことを考えていた。ひとまず2週間分、半夏厚朴湯なるものを処方してもらった。

そして現在

初めての通院してからちょうど二週間後の現在、割と改善している感じがある。まだ完全に動悸、心臓の辺りの違和感が消えたわけではないがかなり抑えられている感じがする。寝るために酒を飲む必要もないし、眠気がきて自然に寝ることができるようになった。最近あまりできていなかった読書とか技術的な勉強とかもできるようになった。なんというか、真人間に戻った感じがして嬉しい。最初は「そっち側」に行ってしまった気がしていたが、「こっち側」に戻れた感覚がある。いや、無論そっちとかこっちとか境界線を引いてどうこうしたいという意図はないのだが、率直な感想として嬉しかった。明日で2回目の診察に行くが、これなら通院する意味もありそうだと感じている。
というか、違和感を感じた時点でもっと早く行くべきだった。大学時代、もっと活動できたはずの数年間を失ってしまった気がしている。とはいえ、過ぎたことを気にしても仕方ない。この段階で気づけて行動できたことを収穫としよう。これからはもっと気軽に人体にパッチを当てていこう。